ファッションを仕事にしていた期間が長いこともあり、よく、「どういったファッション着ればいいの?」と言われます。
メンズファッションにも流行はありますが、レディースに比べると定番品が多いですよね。そして、定番品ほど、お得に手に入れたいと思うのがメンズ心。
今回は、このような質問をいただきました。
ユニクロの黒スキニーが好きで持っているんですが、ユニクロの黒スキニーってビジネスカジュアルでも履くことができますか?
ユニクロの黒スキニー、履いている人多いですよね。あのストレッチの効き方はもはやデニムじゃないだろう、っていうくらいの機能性は、さすがユニクロ、というところです。
とはいえ、あの一見カジュアルにも見えるパンツは、ビジネスカジュアルではありなのでしょうか。ユニクロのスキニーのスペックから、大人がビジネスカジュアルでパンツを選ぶ時に気をつけることについて、解説したいと思います。
この記事を読んでほしい人
- オシャレには無頓着だけど、清潔感や小綺麗さを求める大人の人
- 30歳すぎて、今までの洋服は似合わなくなったな…と感じているおじさん
- とにかくコスパがいい名品を知りたい、というおじさん
>>>パンツに合わせるなら?ビジネスカジュアルにぴったりな靴についての解説はこちら
ユニクロの黒スキニーはビジネスカジュアルで使えるのか?サイズをチェック!
自分にぴったりなパンツのサイズとは?パンツのサイズで気にすべき部分とは?
まずは、サイズに関する基本的な知識から学びましょう。パンツのサイズは、多くの人は、ウエストだけを気にしがちですが、実は、こんなにサイズを測る部分があるんです。
どの部分が重要かは、あとで述べますが、まずは、これだけサイズを測ることがあるのです。そして、パンツの形で、たとえウエストが同じであっても、ゆったりしていたり、きつく感じることがあるのです。まずは、いろんな部分のサイズを測っているということ、そして、形によっては、ウエストが違っても、他の部分のサイズが大きく異なることを理解しましょう。
ユニクロの黒スキニーのサイズは?かなり細目?
まずは、ユニクロの黒スキニーのサイズを見てみましょう。ユニクロの公式によると、サイズは以下の通りです。
ユニセックスだけあって、サイズが豊富ですね。全部でウエストを8サイズを作るのは、なかなかできることではありません。基本的にサイズが大きくなるにつれて、ヒップやわたり幅も大きくなります(当たり前ですが)
実際、履いた形を見てみましょう。ラインがストレートで、キレイに見えています。細身でキレイなのが人気の秘密ですね。
ユニクロのスキニーはかなり細目。ビジネスカジュアルには向かないかも…
ですが、ここで残念なお知らせがあります。
30代のおじさんがユニクロのスキニーを履いても、こうはなりません。
答えはシンプルです。ユニクロのスキニーは、そのストレッチ性の高さゆえに、ある程度細身に作られています。逆にいえば、中年体型に近づきつつあるおじさんがユニクロのスキニーを履くと、身体の線が全部でてしまうのです。特に太ももがかなり細いので、スパッツを履いているように見える可能性もあります(そしてそれが気になるからといってサイズを上げると、逆にウエストがダブついてしまいます。)
ユニクロのスキニーがキレイに履けるのは細身の人だけです。おじさんは、まずこれを念頭においてください。
ビジネスカジュアル向けのパンツで気をつけるべきサイズ感とは?
では、ビジネスカジュアルでパンツを探すとき、どういったサイズ感で探せばいいのでしょうか。具体的には4つのポイントが重要です。
ヒップ:ウエストで選ぶな、ヒップで選べ
パンツはウエストで判断する方がほとんどだと思います。でも、30代からは、ウエストでなくヒップでサイズを選んでください。
なぜなら、体型はまず、下半身から変わります。もちろんお腹が出てくるといったようなこともありますが、(それはそれでトップスの選び方が大事になるのですが)、下半身も間違いなく大きくなっています。そのため、ウエストが大丈夫でも、ヒップがパツパツ、というケースも多くみられます。
全体をすっきり見せるためには、ウエストよりも、ヒップ部分に余裕があるものをとにかく選んでください。ウエストはきつくても見られませんが、ヒップのきつさは一瞬でシルエットに出ます。細く見せようと思ってタイトなものは逆効果です。
わたり幅:ヒップの次に大事。座るシーンと立つシーンでしっかり確認を
ヒップ同様に、太って見えるかどうかの視点でいうと、ふとももの部分も重要です。
ふとももがパツパツだと、とても苦しそうで、太って見えます。スキニーがスパッツのように見える人も男女問わずいますが、今すぐやめてください。特に、ふとももはしゃがんだりすると太さが変わります。ここも、ゆとりがあるものを選びましょう。
この2つを改善するだけで、だいぶすっきり見えます。今あるパンツをはいてみて、パツパツなら、今すぐ処分してください。
裾幅:逆に太すぎないことが大事。すっきり見せるためにはそれなりに細目を選ぶ
次に大事なのが、裾の部分です。まずは裾幅から。
パンツで大事なのはテーパードと呼ばれる、太ももから裾に行くまでに徐々に細くなっていくようなシルエットになります。よって、この裾幅は、ある程度細くする必要があります。
逆に、裾幅まで太いと、全体としてダボっとした印象になるのです。(ワイドパンツは裾幅を太くしている、というか、テーパードをあえてかけていないのです。)なので、裾幅は、ある程度細いものを選ぶと良いでしょう。
股下:くるぶしにかかる程度が理想。長すぎるより短めのほうが清潔感あり
続いて丈です。ビジネスカジュアルの場合は、裾がダブつくのは基本NGです。長いか短いかでいうと、短いほうが清潔感があります。理想はくるぶしにかかる程度ですが、それより長いものか短いものか、というのであれば、短い方を選んでください。
30代に理想のパンツのサイズは、実はこれくらい。
30代も中盤を超えると、本当に思ったより下半身に肉がついてきます。どれくらいのサイズ感がいいかというと、実は、下記の商品(ナノユニバースのテーパードパンツです。)くらいの方が、ゆったりと履けてよいのではないかと思います。
こちらのパンツのサイズ感は、以下のようになっています。ユニクロと比較してみましょう。ウエストが同じでも、全然サイズが違うのがわかりますよね。特にヒップ、わたり幅が違うのが特徴です。逆に、裾幅があんまり変わらないのは、面白いのではないでしょうか。
スキニーでもゆったり履ける細身の人はもちろんスキニーでもいいのですが、身体ががっしりしてきたな、という人は、このようなテーパードパンツの方がお勧めです。
ユニクロの黒スキニーはビジネスカジュアルでは難しい。ゆとりを持ったサイズ感がおすすめ
ユニクロの黒スキニーパンツは、ユニクロの代表作でもあり、また、ストレッチが効いていてめちゃくちゃ履きやすいため、洋服初心者が飛びついてしまいがちです。しかし、サイズ感を見ると、特にヒップやわたりの細さがネックとなり、30代が履くと、ピチピチに見えてしまうという悲劇が発生しかねません。
最近太ってきたな…と思ったら、今すぐユニクロを捨てて、ヒップとわたりにゆとりがあるテーパードパンツを買いましょう。
え、パンツ捨てたら買いに行く服がない?インターネットで買いなさい。
それではごきげんよう。