ファッションを仕事にしていた期間が長いこともあり、よく、「どういったファッション着ればいいの?」と言われます。ファッション初心者の方が、「ダサく」ならないためのコーディネートは何か、ユニクロ一辺倒な人が脱ユニするにはどうすればいいか、そういうことを中心に紹介しています。
今回は、久しぶりに新しく買ったパンツについて解説します。今年の冬は寒さが厳しいので、あったかパンツを探していました。安易に暖パンにしてもよかったのですが、どうせならラインがキレイな方がいいな、と思い、機能パンツでいいものを探していたところ、出会ったのがこのパンツになります。値段の割にはかなりクオリティが高かったので、紹介したいと思います。
>>>ユニクロのパンツについては、サイズ感等からあまり履くことはありません。サイズについてはこちら
BODY WILDとは?もともとは下着のブランドからスタート
BODY WILDについて、簡単に解説しましょう。BODY WILDは、下着メーカーのグンゼのブランドです。もともとは、ボクサーパンツからスタートしたブランドですが、今や下着全般、アウターパンツまで販売する、マルチブランドになりましたね。CMキャラクターにみちょぱを起用するなど、会社としても力を入れているブランドになります。
もともと下着メーカーですので、素材へのこだわりやストレッチ性、フィット感にはとても強みを持っています。一方で、デザイン的には、そこまで特筆すべきものはないですね。個人的には使いやすいブランドの1つだと思っています。
ボディワイルドのあったかパンツのおすすめポイント
そんなボディワイルドが、ここ数年力を入れているのが、アウターパンツ(ようするにリラックスパンツ)です。今回は、その中でも、特に評判のよい、冬のあったかパンツ(ウールライク生地、裏起毛)について、おすすめポイントを紹介したいと思います。あったかパンツ界隈で人気がある、ユニクロの暖パンとも比較しつつ、その良さを語りたいと思います。
1.裏起毛で肌触りがあたたかい
まず、第一のオススメポイントとして、裏起毛でしっかりあったかい、というのがあります。ユニクロも、裏ボアの製品等が出ていますが、通常の暖パンは裏起毛ではないですよね。たしかにヒートテックは構造上、裏起毛でなくても、履いていれば暖かくなってくるのですが、それでも足を通す時は寒いです。
裏起毛の場合、肌にあたった部分が温かく感じるので、そういう意味でも、ヒートテックより寒い日におすすめかな、と思います。
2.表地はウールライク。街で履いてもキレイに見える
こちらのあったかパンツの素材は、「ポリエステル61%、綿28%、ポリウレタン11%」となっています。これで、表面がウールのような質感を出しています。(実際の履き心地はウールというよりチノパンに近いです。)
ウールパンツは、この季節、あったかく見えて、かつ着回しがしやすいアイテムになっています。一方で、お手入れがめんどくさかったり、機能的な部分では機能素材に劣るのが短所と言えるでしょう。このパンツは、見た目はウール、機能は機能素材と、いいところをきちんととっているのが特徴です。
3.キレイなシルエットで、洋服にも合わせやすい
また、シルエットの美しさも、このパンツの特徴と言えるでしょう。実際、このあったかパンツのサイズ感は、以下のようになっています。
参考までに、ユニクロの暖パンと比較してみましょう。ユニクロの暖パンの中でも人気の、ヒートテックスマートスリムフィットパンツと比較してみました。
ウエストで近しいところで比較しました。ボディワイルドのあったかパンツは暖パンよりヒップにゆとりがありつつ、わたりと裾幅は細身になっています。つまり、腰回りはゆったり履くことができつつも、全体で見た時にはすっきりしたシルエットに見せることができる、ということです。
大人がパンツサイズを選ぶ時は、ヒップとわたり幅がポイントになります。BODY WILDは少しわたりが細目でしたが、私が履いたところ、そこまで身体のラインを取ることもなく、キレイに履くことができました。裾幅は細目なので、ローファーと合わせても、全体的にすっきりと見せることができます。
また、サイズによって、股下を変えていてくれるのもうれしいですね。股下は少し短めで、街で履いた時にキレイに履けるくらいの長さになっています。ブーツ等と合わせてもキレイなシルエットです。
4.高いストレッチ性で、細身でも気にならない
このパンツの機能のすごいところは、温かさに加えて、ストレッチ性が極めて高いところです。この辺は下着メーカーとしてのプライドが隠れているところでしょう。
多くのストレッチパンツは、膝の形とかに工夫を入れてストレッチ性を確保していることも多いのですが、このパンツはシンプルに、素材のストレッチ性だけで勝負しています。360度ストレッチが効いているこのパンツの履き心地はかなり快適です。子育て中のパパなどにはぴったりだと言えるでしょう。
5. 丸洗いも可能。お手入れ楽々。
こちらも下着メーカーならではですが、お手入れ簡単で、普通に洗濯機を使って洗う、乾燥機を使って乾燥させることができます。特に大きな縮みとかもありませんでした。このプライスのパンツであれば、あまり気を遣うことなくガンガン履きたいと思うので、その点でも、こちらのパンツはおすすめだと思います。
BODY WILDのあったかパンツはバリエーションも豊富
このボディワイルドのあったかパンツは、バリエーションが結構あります。その中でも、特におすすめのものを、用途別に紹介したいと思います。
わりと万能なタイプです。僕が買ったのもこちらのタイプ。テーパード、ウール見えです。
こちらはレーヨン混で、全体としてはもう少し薄いものになります。ストレッチ性を重視したい方はこちらもお勧めです。(僕はこの2つで悩んで、上にしました。ウール見え感の方が街で使うには使いやすいと思います。)
もっとキレイに、ビジネスやビジネスカジュアルの時とかでも使いたい、というならこちらがおすすめです。ベルトループがついており、ファスナーもついているなど、フロント部分がビジネスでも使えるようになっているのが特徴ですね。僕はそこまで気にしませんでしたが、オフィスで使いたい人にはいいのではないでしょうか。
ゆったり履きたい、という人にはこちら。個人的にはシルエットがいまいちなのでおすすめはしないです。スリムだと細かった、という人向け。
冬のあったかパンツはBODY WILDで決まりかも
BODY WILDのあったかパンツは、インナーメーカーならではの、素材の良さ、ストレッチ性が特徴のパンツです。個人的には非常に使いやすく、夏や春には別のパンツを買ってもよいかな、と思いました。
もし寒い冬用のパンツをお手頃価格で書いたいのであれば、ぜひおすすめしたいパンツになります。
それではごきげんよう。
>>>同じくBODY WILDのフットカバーは、一年中お勧めです